2017年12月11日(月)

平成29年12月ブログ

 ぐんと冬らしい寒さになり、あっという間に年末が迫ってきました。この1年がどんな年だったかを、皆さんも振り返っておられることでしょう。

 さて綾町では、11月26日、12月3日、12月10日の3日間、社会実験を行いました。これは、県道宮崎須木線の照葉大吊橋〜須木の16.5q区間で時間帯一方通行を試すことで、自動車や自転車が安全に通行できる広域観光ルートとして活用できないか検討しようと実施したもので、九州で唯一、国土交通省に採択された社会実験です。
 3日間でこの区間を通行した自動車・自転車は通常の約1.3倍の242台。600名を超える地域住民や観光客の皆さんにご利用いただきました。モニターツアーには約70名の留学生が参加され、綾町の工芸まつりや大吊橋、小林市の芋煮会や陰陽石などを訪れたそうです。「薄もやに浮かび上がる森が神秘的だった」「おいしい特産品がたくさんあった」「くねくね曲がった細い道路がアドベンチャー感いっぱい」といった声が寄せられ、このルートを活用した周遊観光プランづくりに大きな可能性を感じたところです。
 社会実験に合わせ、綾町と須木では、物産展をはじめ乗馬体験・工芸体験、餅つき、芋煮会などさまざまな催しやおもてなしをさせていただきました。こうした機会に、これまで広く知られていなかった町の魅力を少しでも感じていただき、再訪のきっかけになればと心から願っています。
 また、「広域」という視点の重要性を実感した社会実験でもありました。旅行者にとっては、町域や県域といった境界線はまったく関係ありません。それぞれの市町村が地域資源を磨き、連携してそれらを組み合わせ、より魅力的な旅行プランをつくること、そうした情報を発信することが大切です。時間がゆったりと流れる綾町でどのように過ごしていただくか、豊かな自然をどんなふうに楽しんでいただくか、自然生態系農法で作られた新鮮な食材をどのように味わっていただくか、どのようなおもてなしを喜んでいただけるか・・・。近隣の市町村や大学と協力・連携を強めながら、取り組んでいきたいと思っています。

 さて、12月は1年の集大成の月です。皆さんの1年の終わりが、明るくあたたかなものでありますよう、また、穏やかな新年を迎えられますよう、緑豊かな綾町からお祈りします。



2017年11月15日(水)

平成29年11月ブログ

 結婚50年を迎えたご夫婦をお祝いする合同金婚式が、11月15日に行われました。50年という長い歳月をともに歩んできた5組の皆さんそれぞれに、喜ばしいことやご苦労があったことでしょう。皆さんにお話を伺って、長い年月を重ねて刻まれた樹木の年輪が独特の美しさを見せるように、人としての深みや強い夫婦の絆をしみじみと感じました。
 私は結婚して48年になります。公務に勤しむ毎日ではありますが、少しでも時間を作って、家族との会話を大事にすることにしています。特に孫の成長ぶりは、日々、驚きと喜びの連続です。町内に2人の息子とその家族が住んでいますが、楽しみも多く、また心強さも感じ、3世代で暮らすことができるありがたさをかみしめています。
 私もあと数年で金婚式を迎えます。支えてくれている家族はもちろん、地域の皆さんに感謝をしながら、3世代が楽しく暮らせるよう、そして孫たちの世代がこの町で明るい未来を描き、わくわくする毎日を送れるよう、地域の皆さんと力を合わせていきたいと思っています。
           ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
 さて、綾町は「実りの秋」「文化の秋」を迎えてにぎわっています。
 36回目を迎えた綾競馬には、県内外から約2万人ものお客さまが足を運んでくださいました。有機農業まつりでは、地元の生産者が丹精込めてつくった新鮮な野菜が所狭しと並び、子どもの農業体験や若手農家の取り組み、新しい技術と農業の可能性などについての発表があった有機農業推進大会では、綾町の自然生態系農業の多様さや底力を、多くの消費者の皆様に感じてもらうことができたのではないかと思います。
 総合文化祭では、趣味や生涯学習を楽しむ地域の皆さんによる作品が数多く展示され、上畑・立町・昭和の3地区の伝統芸能も披露されました。まさに、「地域の力」「地域の絆」が発揮された実りの秋の風景です。
 23日からは、工芸まつりが行われます。織物、染め物、陶器、ガラス製品、家具、服飾などの町内の手づくり工芸品が一堂に集められます。最近は、若手の工芸家による作品が登場し、ファンも増えているようです。ゆったりとした時間が流れる綾町へ「ほんもの」の品・味を探しに、皆さんぜひおいでください




2017年10月30日(月)

まちの活力を実感〜町政施行85周年記念式典

 綾町はこの10月に町制施行85周年を迎えました。10月15日に開催しました記念式典には、多くの関係者の皆様、ご支援をいただいている皆様、そして地域の皆さんにご来場いただき、ありがとうございました。
 会場で放映された綾町の85年の歩みの映像を見ると、懐かしい感慨を覚えると同時に、豊かな自然に囲まれた綾町が、地域の皆さんの力によって元気なまち・美しいまちとして発展してきたことが実感され、あらためて90年、100年と未来に引き継ぐことができるよう力を注がねばと気の引き締まる思いがしました。
 そして何よりうれしかったのは、式典でまちの皆さんの活力を大いに感じることができたことです。小学生は合唱で美しい歌声をホールに響かせました。中学生はシンガポール訪問での経験を元気に発表し、これからの意気込みを語ってくれました。綾町消防団ラッパ隊は、日ごろの練習ぶりが分かるいきいきとした演奏を聞かせてくれました。そして、綾町民話の会の米良テル子さんは、川中神社にまつわる昔話の語り聞かせをされ、御年94歳の堂々とした姿に、会場にいる全員が元気をもらったことと思います。
 皆で85周年を祝い、心をひとつにできた笑顔でいっぱいの式典ができたことを心から誇らしく思った1日でした。


2017年10月13日(金)

平成29年10月ブログ

 綾町が多くのイベントでにぎわう季節に入りました。
 10月8日には、56回目となる町民体育大会が開催されました。町民体育大会は、地域の皆さんが親睦を深めるとともに、体力の向上や健康増進といった健康づくりを進めようと、毎年行われています。町内22地区が青・赤・黄・白団の4つにわかれ、小学生からお年寄りまでが一緒になって、親子かけっこや玉入れ、地区対抗リレーなどの競技に汗を流しました。私も皆さんに加わりムカデ競争や綱引きに参加しましたが、さわやかな秋晴れのもとで体を動かし、本当に爽快な気分になりました。
 綾町は「親子3世代が楽しく暮らせるまちづくり」を進めています。こうして、子どもも若い人もお年寄りも、それから移住して来られた方も、皆が一緒に汗を流し、歓声と笑顔でいっぱいの様子を見ると、たいへん幸せな気持ちを感じると同時に、町民の皆さんとともに力を合わせて、この豊かなまちを守り、次世代に引き継いでいかなければという決意を新たにしたところです。


2017年9月7日(木)

平成29月9月ブログ

 毎年1月末に本町で2次キャンプを行っている、Jリーグ・ガンバ大阪の応援に行ってきました。
 昨年にはホームグランドである吹田スタジアムが完成していたものの、一度も表敬訪問をしていなかったこともあって、9月3日に開催されたJリーグ ルヴァンカップ準々決勝のガンバ大阪VSヴィッセル神戸の試合に合わせて訪問してきました。
 3万6千人収容のサッカー専用スタジアムだけあって、観客席からピッチまでの距離が非常に近く、ゴール裏でのサポーターの応援も、ほかのスタジアムで観戦した時よりずっと迫力が感じられました。
 試合の方は2-0でガンバ大阪が勝ち、準決勝へと進出。準決勝での大阪ダービーを制し、一方の準決勝で川崎フロンターレが勝てば、決勝ではガンバ大阪VS川アフロンターレという、綾町で春季キャンプを行っている両チームの対戦も…その時はぜひ応援に行きたいと思っています。


2017年6月12日(月)

平成29月6月ブログ

 九州地方が梅雨入りしました。例年より6日、昨年より13日遅い梅雨入りだそうです。綾町でも色とりどりのアジサイが、柔らかく町の風景を彩っています。宮崎県の固有種である「ヒュウガアジサイ」も、綾北川の沢沿いなどでひっそりと、ピンク色の美しい姿を見せています。
 さて、今年は地方自治法が施行されて70周年を迎えます。地方自治の根幹を成すものは、住民が首長と議員を直接選ぶ二元代表制民主制度ですが、綾町にはさらに住民自治の機能を高めるために、自治公民館制度が布かれています。この制度は昭和40年から確立されていて、“地域住民の総意によりいろいろな事業を行い、住民の連帯感を高める活動を通して住みよい地域づくりに努める”ことを目的にする制度です。
 綾町では住民自治を尊重し、対話の行政を推進するため、町政座談会を開催しています。この座談会は、町内に22ある自治公民館に町長以下役場管理職全員が出向き、本年度の予算の概要説明や地域の皆さんとの意見交換などを行うもので、今年は5月9日から6月26日にかけて実施しているところです。長年、こうして住民自治と団体自治(行政)が連携を図ることで、綾町のまちづくりが推し進められてきました。
 今年、綾町は先人先達の皆さまのご尽力のおかげで町制施行85周年を迎えます。これまでの歩みを大事にして、さらに町制施行100周年に向けての基盤づくりを行っていきますので、今後もイベントの参加やふるさと納税への寄付など、皆さまのご支援をよろしくお願いします。

2017年4月13日(木)

平成29年度がスタート

 柔らかな春の光に包まれて、桜の開花とともに新年度がスタートしました。
 振り返ってみると、町長就任以来、照葉樹林都市・綾を基調として「自然と調和した豊かで活力に満ちた教育文化都市」を大きな理念として掲げ、親、子、孫が3世代で楽しく暮らせる町づくりを政策目標に若者定住の取り組みをしてまいりました。その成果もあってか現段階では人口の減少はなく維持することができており、子どもたちの明るい声が町に響いています。
 新年度は、引き続き若い世代が定住できる子育て環境の充実を図るため、中学生以下の子どもの医療費の無料化や病児病後児保育所の整備等を重点的に、スピード感を持って推進してまいりたいと思います。
 また、まち・ひと・しごと創生の維持発展と持続可能な地域社会の基盤整備を図っていくため、農商工連携による6次産業化の推進や東京オリンピック・パラリンピックを見据えたスポーツ合宿の誘致に努めるとともに知の蓄積や情報発信の拠点として整備する「(仮称)エコパークセンター」を核に、「人と自然との共生」の世界的なモデルとなるユネスコ エコパークの町を目指す体制を強化してまいります。
 さて綾町は、今年、町制施行85周年を迎えます。綾町は、長い間自治公民館制度により絆を深めながら自主的な住民活動を軸に地域づくりが進められてきました。
 そのような歴史のなか、先人・先達の皆さんが営々と歴史、伝統、文化を築いてきた重みをしっかり引き継ぎ、未来に向かって町民の皆さんの郷土愛を礎に、より自信と誇りを持てる地域づくり町づくりに努めてまいります。
 更に、自治体としての役割の大きさをしっかり踏まて、あらゆる分野において町民の皆さまに対しての貢献度を高めていくため本年度も最善を尽くしてまいりますので、ご支援の程よろしくお願いいたします。

2017年1月12日(木)

郷土愛を育み親子3世代で暮らせるまちに

 新年あけましておめでとうございます。
 本年は、昨年に続き地方創生の取り組みが試される年になります。幸い我が町は、地域住民の皆さんの郷土愛によって住民自治が確立され、主体的なまちづくりが実践されています。その効果もあり、昨年の国勢調査では平成22年と比較して人口が121人増えています。また、15歳以下の年少人口比率は県内で3番目に高く、綾小学校の児童数は、平成22年度と比較すると85人増の455人になりました。人口維持のためには、子育て環境の整備とともに子育て支援体制を充実させることが重要です。幼保児教育、小・中学校の教育力向上に向けた教育委員会との連携、病児・病後児保育の体制整備のための地元医療機関との連携を図り、引き続き若い人々が安心して子どもを生み育てられる取り組みを強化し、持続可能な地域社会の構築を目指します。
 さて今年は、自然との共生を目指すユネスコ エコパークの登録5周年を迎えます。このブランド力を生かした新たなステージを目指すため、先人先達から継承され、地域住民の皆さんが培ってきた綾町の歴史・伝統文化・産業・風土・景観などの資源を余すことなく活用し、まちの世襲財産として次世代に継承していきます。
 高齢者の皆さんが長寿社会の中で喜びを深め、子どもから大人にまで「綾で生まれ、学び、住んで良かった」という思いがあふれる「三世代が楽しく暮らせるまち」を築くために、産学官民一体で最善を尽くしていく所存です。これからも、皆さんのご支援ご指導をお願い申し上げます。




まえだ みのる
前田  穰
昭和20年12月30日生
宮崎県東諸県郡綾町出身

(職歴)
綾町農業協同組合理事
s47.4〜s53.3
綾町農業協同組合長
s53.4〜H2.3
宮崎県町村会長
H15.6〜H21.6(3期)
綾町長
H 2.7〜(7期目)

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