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8月・9月は「こども・若者の性被害防止のための緊急啓発期間」です!
性犯罪・性暴力は断じて許されません
令和5年7月26日、政府では、関係府省会議において「こども・若者の性被害防止のための緊急対策パッケージ」を取りまとめ、本年8月~9月を「こども・若者の性被害防止のための緊急啓発期間」と位置づけ、広報・啓発を集中的に実施しています。
こども・若者の性被害の根絶には、社会全体で性犯罪・性暴力が断じて許されないものであるという認識を共有するとともに、相談窓口の周知や、保護者が身につけることが望ましい知識、こども・若者の被害を認識した周囲の大人が傍観者とならないための適切な対応等の周知を図り、社会を構成する誰もが、こどもや若者を被害から守る役割を果たせるようになることが極めて重要です。
啓発活動1 SNS毎日更新中
内閣府男女共同参画局の公式SNSでは、啓発期間中の平日、毎日投稿しています。
内閣府男女共同参画局 公式Facebook https://www.facebook.com/danjokyodosankaku/<外部リンク>
内閣府男女共同参画局 公式X(Twitter) https://twitter.com/danjokyoku<外部リンク>
啓発活動2 ホームページにこどもの性被害に関する内容の記載
内閣府男女共同参画局ホームページにてこどもの性被害に関する内容を新たに記載しました。以下にその部分を引用しますので、身近にこどもがいる方などは万が一に備え、お目通しください。
こどもの性被害について
こどもが性暴力被害を受けたときは、周囲の大人が早期に気づくことが重要です。こどもから相談された際は以下のことを意識しましょう。
- 「本当なの?」「そんなことありえない」などと、こどもの話を疑ったり、否定したりせずに、こどものペースに合わせて話を聞いてください。
- 話したくないことは無理に聞き出さないようにしてください。
- 話している途中に気分が悪くなったり、疲れたりしたら、休んでもいいよと伝えてください。
- 「話してくれてありがとう」「あなたは悪くないよ」と伝えてください。
- こどもに聞きすぎることがこどもの記憶に影響(「記憶の汚染」と呼ばれています)等を与える場合があることに留意し、なるべく早く警察、児童相談所、ワンストップ支援センターなどの専門機関や専門家に相談してください。
- こどもの安全を確保して、こどもの同意を得てから、からだに傷などがないか確認してください。
- 被害直後の場合は、すぐに医療機関を受診するようにしてください。(傷の手当、感染症検査、証拠採取等が必要になる場合があります。)
- 大人も傷つき、体調を崩すことがあります。あなた自身のこころとからだにも気を配り、無理をしないでください。
性暴力被害を受けたときにこどもが見せるサイン
言葉にすることが難しいこどもたちは、トラウマの反応が心身の不調や問題行動として現れることがあります。特に、問題行動については、その背景にあるトラウマを理解することが重要です
- 頻尿、夜尿
- 体調不良(頭痛、腹痛、吐き気、倦怠感など)
- 不眠(夜更かし、怖い夢を見る、ひとりで眠れないなど)
- ふさぎこむ、元気がない、無気力
- 集中力の欠如、学力不振
- 食欲不振、過食
- 不登校
- 性器の痛み、かゆみ
- 自傷行為、リストカット
- 多動や乱暴
- 非行(飲酒、喫煙、家出など)
- 人との距離が近い、不特定多数の人と安全でない性行動を繰り返す など
身近な大人にできること
- こどもが小さいときから、次のことを伝えて下さい。
- 水着で隠れる部分(プライベートゾーン)は見せない・触らせないこと
- イヤな触られ方をされそうなときは、「イヤだ」「やめて」と言ってもいいこと
- 自分という存在は大切で安全に扱われる存在であり、また相手も自分のように大切で安全に扱われるべき存在であること
- 文部科学省が性教育に関する資料を公開しています。ぜひご活用ください。https://www.mext.go.jp/a_menu/danjo/anzen/index2.html<外部リンク>
- こどもの異変やSOSに気付けるような関係・環境をつくるために、日頃から家庭内でコミュニケーションをとり、こどもの気持ちをよくきいてあげてください。
- こども自身が保護者には知られたくないと感じる場合でも、ワンストップ支援センターなど、信頼できる大人に相談できる場所があることを伝えてください
引用元サイト
男女共同参画局ホームページ「性犯罪・性暴力とは」 https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/seibouryoku/index.html<外部リンク>