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水道料金改定のお知らせ
令和7年4月請求分より水道料金が改定されます
水道事業では、これまで様々な経営努力を続けてきましたが、次のとおり令和7年4月請求分から料金の改定を行います。
改定される内容
◇改定の概要◇
・令和7年~11年までの各年度ごとに、基本料金を毎年100円、従量料金(1㎥あたり)毎年20円増額。(※令和7年度のみ基本料金は120円、従量料金は18円増額)
・料金改定の開始は、令和7年4月請求分からになります。
料金区分 | 口径 | 現在の料金 | 令和7年度 | 令和8年度 | 令和9年度 | 令和10年度 | 令和11年度 |
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基本料金/月 (~8㎥まで) |
13mm | 880円 | 1,000円 | 1,100円 | 1,200円 | 1,300円 | 1,400円 |
20mm | 930円 | 1,050円 | 1,150円 | 1,250円 | 1,350円 | 1,450円 | |
25mm | 940円 | 1,060円 | 1,160円 | 1,260円 | 1,360円 | 1,460円 | |
30mm | 990円 | 1,110円 | 1,210円 | 1,310円 | 1,410円 | 1,510円 | |
40mm | 1,040円 | 1,160円 | 1,260円 | 1,360円 | 1,460円 | 1,560円 | |
50mm | 1,810円 | 1,930円 | 2,030円 | 2,130円 | 2,230円 | 2,330円 | |
従量料金/月(1㎥あたり) | 132円 | 150円 | 170円 | 190円 | 210円 | 230円 |
(金額は税込み)
【参考】一月に一般家庭(13mm)が20㎥使用した場合の改定後の水道料金は以下の通りです。
1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | ||
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項目 | 現行 |
令和7年度 |
令和8年度 | 令和9年度 | 令和10年度 | 令和11年度 |
基本料金/月 | 880円 | 1,000円 | 1,100円 | 1,200円 | 1,300円 | 1,400円 |
従量料金/月 | 1,580円 | 1,800円 | 2,040円 | 2,280円 | 2,520円 | 2,760円 |
(合計)水道料金/月 |
2,460円 | 2,800円 |
3,140円 |
3,480円 | 3,820円 | 4,160円 |
(金額は税込み)
水道料金を改定する理由
水道事業は、皆さんからお支払いいただく水道料金のみで運営をしています。
現在の水道料金は、平成7年4月に料金を改定をして以降長年据え置いてきた金額ですが、人口減少や節水型設備の普及により今後の水道料金収入が減る見込みであることに加え、老朽化した水道管の更新や、大震災に備えるための耐震化工事などに多額の費用を要することから、現在の料金水準では健全な運営ができない状況になっています。
生活・経済活動に必要不可欠である水道水をより安定かつ安心・安全に皆さんへお届けし、これから先を担う次の世代にも届けるために、30年ぶりに料金改定を行います。
現状の分析と今後の課題
綾町の水道事業の概要は以下のとおりです。
給水人口 | 6,625人 | |
年間有収水量 | 724,460㎥ | |
施設 | 水源 | 1箇所(中川原水源地) |
配水池設置数 | 2箇所(錦原配水池、古屋配水池) | |
取水能力 | 3,773㎥/日 | |
管路延長 | 60.57Km | |
施設利用率 | 65.8% | |
職員数 | 事務史員1名、技術員1名、会計年度任用職員1名 |
令和3年度経営分析における類似団体との各指標の比較
今後はさらに以下の課題が生じる見込みです
1.給水人口の減少に伴う使用水量の減少
・令和15年度には令和4年度と比較して約11%減少することが見込まれています。
2.老朽化した施設・管路の更新と耐震化対策の取り組み
・令和9年度までに、平成初期以前に取得した資産の耐用年数が経過し、多額の更新費用が必要になります。
・令和10年度以降も毎年約1億円規模の更新を実施する必要があります。
・具体的には令和5年度から令和15年度までに約14億8,600万円の更新工事等が必要と見込んでいます。
➡人口減少、老朽化施設等の更新により、現在の料金水準のままでは令和9年度から赤字経営に転落する見込みです。
議決までの経緯
町は料金改定について、「上下水道料金等審議会」に諮問し、審議会は令和5年11月27日以降に計3回の審議を重ねた結果、令和6年5月27日に今回の改定内容の答申を町長へ行いました。
この答申を踏まえ、令和6年9月議会において水道料金の改定に関する議案が審議、可決されました。