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第19回照葉短歌賞 入賞作品決定
選者の歌人・伊藤一彦さんによる選考により、以下の作品が入賞されました。おめでとうございます。
表彰式は4月29日(水曜日・祝日)に終了し、選者 伊藤一彦さん、久永草太さんによる入選作品をテーマとした講評対談が行われました。
一般の部
■最優秀賞
渡辺 正剛(国富町) 身を焦がす熱き思いを持て余す大人の恋はミディアムレアー
■優秀賞
緒方 幸子(綾 町) 葡萄酒の香想ひ馳せるは十六夜の甘く照らせし君の頬つき
菅沼 和子(綾 町) 亡き夫の日記に潜みし(妻)の文字見付けては読むその日のくだり
■佳作
遠矢 ヤス子(宮崎市) フリージア香りの中にさやかなる君の言葉がよみがへりこし
佐藤 優子 (綾 町) カラカラと笑いコロコロと返す共に生きるは響き合うため
久保田 知代子(宮崎市) 喉を焼くジンライムの香を呑みこんで解き放つ言の葉の熱り
高校生の部
■最優秀賞
川畑 溜稀 (県立佐土原高校) 既読のみ光る画面を伏せ起きて触れない距離を一人抱きしめる夜
■優秀賞
杉田 芽依 (県立宮崎西高校)アラザンをたっぷりのせるあの子よりわたしを見ていてちょっとでいいから
杉尾 直人 (県立日南高校) 何もない日々のすきまに君がいるそれだけでいいそれだけがいい
■佳作
河野 匠真(県立佐土原高校) 初々しいカップルたちを見ていたら遠くで応援したくなるよな
竹森 美月(県立宮崎西高校) 料理上手な子が好きなんて聞いたからまず中火ってどのくらいですか
小川 璃音(県立日南高校) 恋バナを経験者として語る君僕には届かぬアルプス山脈
小中学生の部
■最優秀賞
二見 彩音(綾町立綾中学校) うるさいな背を向け強くドア閉めるでも何かあるとすぐママを呼ぶ
■優秀賞
薄田 心潤(都城市立明和小学校) しんちゃんはななこちゃんとの結婚をできるかどうかドキドキしてる
児玉 采音(綾町立綾中学校) 少しでも君が笑うと心がねうるさいほどに高鳴ってしまう
■佳作
宮坂 真衣(宮崎西高校付属中学校) 寒き夜家に生まれて兄の手にへその緒を切られし我今十五歳
中村 百花(宮崎市立宮崎南小学校) 消しゴムのケースで隠す好きな人叶うといいな恋のおまじない
橋本 七美(宮崎市立生目中学校) 君が言うただそれだけで私にはメモ帳必須聞き逃せない
次点
| 宮坂 倫子 | 綾町 | カブトムシ好きな娘のその夢を家の灯りで育ててをりぬ |
| 金子 歩美 | 群馬県 | 共作の布帛ハットが選ばれて試作をしたいあなたのドレス |
| 小田 安子 | 綾町 | 米寿なり眺める背中細くなり畑を耕す春を待つ夫 |
| 和田 千年 | 宮崎市 | 如月の寒き夕べに生まれたる娘は母となるこの七月に |
| 田中 英子 | 宮崎市 | ほぼ同じ距離の帰路あり菜の花の群れ咲く道を君はえらびぬ |
| 佐藤 耕一郎 | 宮崎市 | 吊り橋を二人渡れば人の気も知らずに君はお喋りばかり |
| 星野 珠青 | 千葉県 | 熱を持つスマホも照れているでしょうきみの言葉のひとつひとつに |
| 小路 あかね | 熊本県 | 「ヒルベルトの無限ホテル」を解く君よ吾の中はもう君でいっぱい |
| 三ヶ尻 恭子 | 宮崎市 | 七枚に慕ひを詰めし君の文今なら言へるイエスかノーを |
| 柿内 芳子 | 綾町 | 生れたる綾を離れず卒寿なり見馴れた山も人も大好き |
| 安藤 栞凪 | 宮崎県立佐土原高等学校 | またねと言う君の姿は忘れたがさよならと言う君は覚えてる |
| 甲斐 黄純 | 宮崎県立佐土原高等学校 | 本当はわかってるんだそれなのに期待してまた繰り返すんだ |
| 松田 紗奈 | 長野県池田工業高校 | 自分にはまだすっぱくて分からないこれから甘く実のるのかな |
| 川添 璃子 | 宮崎県立日南高等学校 | 寒い日の憂うつな朝に背中押す父の作ったおでんの香り |
| 清 瑛音 | 宮崎県立日南高等学校 | 帰り道一人でゆっくり歩いてる会える確率ゼロじゃないから |
| 繁永 萌衣 | 宮崎県立日南高等学校 | ココア飲み白い息はき進む道一緒に歩む暖かい影 |
| 山本 瑛心 | 宮崎県立日南高等学校 | 十二月校舎でなぜか二人きりなぜか二人で世間話 |
| 谷元 杏吏 | 宮崎県立日南高等学校 | 会えなくて強くなったと思ってた見た瞬間全部ほどける |
| 細田 悠真 | 宮崎県立日南高等学校 | コンビニのアイス選んで迷う背を見ているだけでもいいかと思う |
| 大山 心愛 | 宮崎県立日南高等学校 | どうしてもやっぱり君を考える初めて友より選んだあの子 |
| 山口 悠彩 | 長崎市立深堀中学校 | 「初恋」を読む君へのいとしさがこみ上げてくる今日の昼 |
| 神﨑 滝 | 日向市立日知屋小学校 | すきな子をみるとどきどきするこころないしょのままで空を見るぼく |
| 神﨑 燈 | 日向市立日知屋小学校 | 弟の赤ちゃんねがお天使かなほっぺがおもちだぷにぷにしたいな |
| 原田優奈 | 綾町立綾中学校 | 放課後の屋上で見るあの人はいつも見るより輝いている |
| 西郷咲耶 | 綾町立綾中学校 | おかえりのたった一つの言葉でも落ち葉のように心につもる |
| 緒方照紗 | 綾町立綾中学校 | キミの声こころは空へ舞い上がる一オクターブどころじゃないっ |
| 日高優奈 | 綾町立綾中学校 | 帰りぎわ名前を呼んでくれたこと今日いちばんのしあわせでした |
| 野崎 愛莉 | 宮崎市立生目中学校 | 話すたびいうこと聞かない頬の色ばれてしまえば楽なのだけど |
| 松江 莉瑚 | 小林市立野尻中学校 | 君からの着信音にド緊張送る言葉は念入りチェック |
| 渡 琉雅 | 小林市立野尻中学校 | コンビニで半分こしたアイスより君の笑顔が甘くて困る |






