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第18回照葉短歌賞 入賞作品決定
選者 伊藤一彦氏による選考が終了し、以下の作品が入賞されました。おめでとうございます。
表彰式は4月26日土曜日に「綾の照葉大吊橋」の照葉樹林文化館にて行います。
【一般の部】
■最優秀賞
上米良 綾子(宮崎市) 「口説くために星座を語る」と手の内を明かして彼は射手座を指差す
■優秀賞
山本 ひかり(香川県) 二千字の別れるわけを保存して大事にされたとふと気づく夜
鈴木 みち子(綾 町) 立ち読みの長きを車に待つ夫を春の陽添いて眠らせ給う
■佳作
岩松 香弥 (岡山県) 恋人を熱望してはないけれどひとりで食べるには惜しい肉じゃが
中村 貴子 (宮崎市) 世界一好きの言葉をくれる君の世界とはまだままごとなれど
古谷 明希歩(大阪府) ちぎり絵になりたいわたし きみの手でやぶってもらえた恋をあつめて
【高校生の部】
■最優秀賞
入中 佐彩 (日南市) あなたには私も知らない私のすがたをあなたといると見つけられる
■優秀賞
太田 葵 (奈良県) まだ付かぬLINEの既読 君の元へ光速超えて飛んでゆきたい
山河 佑仁 (日南市) 自転車を君の隣に止めてから「偶然」君に会うこと願う
■佳作
山田 ひらり(宮崎市) 庭に吹く風が温かくなったよと知らせてくれる家族は春風
矢野 愛莉 (日南市) いつもと変わらない日々がきらきらと特別輝き始めました
川衛 愛莉 (日南市) わたしたち結ばれている赤い糸あなたもカツオも一本釣り
【小中学生の部】
■最優秀賞
吉田 ひなた(綾 町) 適温のホットミルクとあんまんに感じる愛情長生きしてね
■優秀賞
岡本 果凜(都城市) ライラック君に教わる花言葉花見るたびに君想う春
田原 彰人(綾 町) あの人と話すときにはどうしてか言葉選びを間違えるんだ
■佳作
矢津田 芽依(日向市) 夢に見た恋愛小説主人公今の私は「恋」に恋しない
矢野 愛結(日向市) すきなひといっぱいいててれちゃうなおとうさんおかあさんねこにうし
田爪 彩香(小林市) 夢の中告白してる君がいる成功したら目ざましなった
■次点作品、講評については表彰式終了後に掲載します。
今回も多数の応募をいただきありがとうございました。来年もよい作品をお待ちしております。