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綾の肖像プロジェクト(二反野地区)

「綾の肖像プロジェクト」は、集落の記録・記憶を残しつないでいく取り組みです。

綾町には22の自治公民館(地区)があります。その中には、山間部の小規模集落がいくつか存在し、集落の皆さんは消滅の危機と向き合っています。

そこで、集落の各家庭で大切に保存されている、地域の風景や暮らしが分かる写真をデジタルデータ化するとともに、地域活動や暮らし・仕事・祭りなどの思い出、集落に対する思いなどを聞き取り、次世代につないでいこうと、綾町と宮崎大学の協働で令和2年11月に「綾の肖像プロジェクト」をスタートしました。

令和6年2月に収集し、聞き取り調査をした二反野地区の写真を紹介します。

 

二反野地区の写真

養蚕―1 2

二反野地区は開拓地で、昭和21年に入植が始まりました。これは1970年代に撮影された写真です。このころは養蚕が盛んで、二反野地区住民の多くが養蚕に従事していました。広大な桑畑で蚕のエサとなる桑を栽培するために、住民総出で水をまいたり、消毒をしたりしていたそうです。こうした作業のあとに必ず行われていた「上がり(飲み会)」がみんなの楽しみで、労をねぎらいあったと言います。

 

はたけ

大阪に住む二反野地区住民の親族が「綾での思い出」として撮影した写真のひとつ。「田舎の庭の平凡な野菜畑も、都会では考えられぬ風景」というコメントが添えられています。この広大な畑はかつて桑畑でしたが、養蚕が衰退した後はダイコンやサトイモなどが栽培されたそうです。

 

料理

1998年2月にあった男性料理教室の様子。教室は月1回のペースで開催され、食生活委員を講師に迎え地区の壮年部男性が参加していました。二反野地区でできた野菜を主な食材に、煮しめなどの伝統的な料理を2~3品作っていたそうです。手づくりの料理をつまみながら飲み会が開催されるのが常で、住民同士の親睦が図られていました、

 

うま1 うま2

毎年3月10日前後に開催されている「馬頭観音まつり」。畜産が盛んな二反野地区では、ほとんどの住民が参加する地区の一大行事でした。馬頭観音像は、六観音が浮き彫りされた石造りの六角柱で、現在は「兵隊山」と呼ばれる二反野ふれあい公園に設置されていますが、かつては別の場所にあり、住民が力を合わせて運んだそうです。神事のあとは皆で酒を酌み交わし、地域の安全や畜産振興を祈りながら親睦を図っていました。

神事は現在も行われており、畜産をおこなっている農家のほか、役場やJA関係者らが祈りを捧げています。

 

はなみ

1999年4月に撮影されたスナップ。毎年、桜が咲くころに行われていた二反野ふれあい公園でのお花見で、食事会と運動会が行われていました。運動会は東・西・南・北の4チーム対抗戦で、子どもからお年寄りまで多くの住民が参加し大いににぎわったそうです。地元産の野菜や山菜がふんだんに使われた手作り料理を持ち寄って楽しむ地区最大のイベントでした。残念ながらコロナ禍以降、中止となっています。

 

綾の肖像プロジェクトのまとめページはこちら https://www.town.aya.miyazaki.jp/soshiki/eco/4575.html

これまで実施した倉輪、久木野々、竹野、尾立、割付地区の写真も閲覧できます。