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かつて西日本を広く覆っていた照葉樹林は、開発などの影響でだんだん姿を消しています。そんな中、ここ綾には、日本最大の面積と言われる照葉樹林が残されています。この貴重な森について、その植生、人間との共存の歴史、文化などを広く伝えていくために、半年間の研修を受けたボランティアガイドが皆さまをご案内します。
てるは森の驛 (照葉大吊橋入り口)
9名まで 500円
10名から 400円(団体料金)
※別途、吊橋入場料(300円/1名)が必要です
照葉大吊橋遊歩道コース参加申込書 [Wordファイル/43KB]
民間団体が運営するNPO「てるはの森の会」は、綾の照葉樹林プロジェクト推進協議会の事務局です。
2005年5月28日。九州森林管理局・宮崎県・綾町・(財)日本自然保護協会・てるはの森の会の5者が協定書を取り交わし、日本に残された最後の広大な照葉樹林の森を協力して保護・復元していくことを約束しました。官・学・民が一体となって推進するのが「綾の照葉樹林プロジェクト」。日本でも例のない壮大なプロジェクトです。
森に足を踏み入れると、一面に緑が覆い、木々や土が香り、森に息づくいのちや力を感じることができます。そしてその力は私たちを癒し、リラックスさせてくれます。森林の持つこれらの効果は、これまでも「森林浴」として親しまれてきました。しかし、その効果については感覚的に語られてきたにすぎませんでした。そこで、この「森林浴」によって気持ちがリラックスすることはもちろん、実際に身体の免疫力が上がり、血圧等の数値が改善するなどの効果を科学的に解明し、こころと身体の健康に活かそうという試みが「森林セラピー」です。
綾 森の案内人のblog<外部リンク>
川中自然公園
(旧川中キャンプ場)
ガイド1人につき6名様まで
ガイド一人あたり 5,000円
+参加人数1人につき1,000円
※案内料金、保険料を含みます
※別途800円でセラピー弁当(お茶付き)をご用意いたします
綾町は、平成22年3月27日に森林セラピー基地としてグランドオープンしました。綾町の持つ照葉樹林内だけのセラピーにとどまらず、医・衣・食・住・職などの分野において、伝統医療・伝統食・伝統工芸・伝統芸能など生活全般に関わる照葉樹文化の暮らしの掘り起こしを同時に行うことによって、綾の自然と人のすべてを活用した“自然と暮らし、そして癒しと健康を一体としてとらえる綾びと”を実践するまちづくりを目指しています。
綾町の照葉樹林は、宮崎県の中央部に位置する綾川流域に残された、日本最大級の原生的な照葉樹林。
1982年(昭和57年)に九州中央山地国定公園に指定され、
この公園内の綾川渓谷に世界一の規模の歩道吊橋を架橋しました。
この橋の周辺は、照葉樹が競い合いながら生育し、自然生態系を形成しています。
この豊かな森は貴重な動植物の自然生態系であり、癒し効果の高い森でもあります。
綾町は2007年3月、森林セラピー基地に認定されました。
観光資源としてだけではなく、こころと身体の健康のためにも綾の森を歩く人が増えています。